他にuTorrentとかBitTorrent等ありますが、Transmissionです。LAN経由で遠隔操作が可能なので、パソコンを複数もっている場合は結構便利です。対応OSは、Mac、各種Linux、BSD系、Solaris...など。
Transmissionの使い方
トレントファイルをクリックすると、Transmissionが起動し、ダウンロード開始されます。
設定
General
※Transmission2.13での設定です。
メインウィンドウの自動調整の設定
この設定を有効にすると、手動でのウィンドウ調整ができなくなる。お好みで。
Dockアイコンの表示設定
Dockアイコンに、総ダウンロード数と、総アップロード数を表示するかどうかの設定。有効にすると、下のようにDockアイコンに表示されるようになる。
警告の表示設定
Removalf of active transfers
アクティブなファイル(ダウンロード、アップロード中)を削除しようとする時に警告。
Only when transfers are downloading
ダウンロード中のファイルを削除しようとする時だけ警告。
Quit with active transfers
アクティブなファイル(ダウンロード、アップロード中)がある時にアプリを終了しようとすると警告。
Only when transfers are downloading
ダウンロード中のファイルがある時にアプリを終了しようとすると警告。
Reset all alerts
デフォルトに戻す。
トレントファイルを開くデフォルトアプリとアップデートの設定
Set Default Application
トレントファイルを開くデフォルトアプリに設定する。
Automatically check daily
アップデートのチェックを毎日確認する。
Include beta releases
ベータ版もチェックする。
Transfers:Adding
トレントファイルとダウンロードファイルの設定
Settings:Default location
ダウンロードファイルの保存先。
Keep incomplete files in
ダウンロード未完了ファイルの保存先。
Start transfers when added
トレントファイル追加と同時にダウンロードを開始する。
Trash original torrent files
Transmissionにファイルが追加されたら、元のトレントファイルを自動で削除する。
Append .part to incomplete files
ダウンロード未完了ファイルに「.part」という拡張子をつける。
Add Windowの設定
Add Windowとは、下のウィンドウのこと。
Display a window when opening a torrent file
トレントファイル追加時にAdd windowを開く。
Only when there are multiple files
複数のファイルで構成されるトレントを追加した時だけウィンドウを開く。
Only when adding manually
手動で追加した時だけウィンドウを開く。
Display a window when opening a magnet link
マグネットリンクを開いたときにウィンドウを表示
ファイルを自動で追加する設定。
指定したフォルダにトレントファイルがあると自動で追加される。
Transfers:Management
シード(アップロード)の上限設定
Stop seeding at ratio
シード(アップロード)の上限。上の様に2を設定しとけばいいと思う。
ここのチェックを外すと、いつまでもアップロードしてしまう。
Stop seeding when inactive for
アップロードしない時間(そのファイルを誰もダウンロードしない時間)が指定した時間続くとアップロードを止める。
同時にダウンロード、アップロードするファイル数の上限設定
Download with maximum of
同時にダウンロードするファイル数の上限。例えば、ここで上限を3に設定すると、4つ目以降のファイルは一時停止になる。一つダウンロードが完了すると、一つダウンロードを開始する。
Seeding with maximum of
上のアップロード版。
Transfer is stalled when inactive for
ダウンロード、アップロード共にアクティブでない状態が指定した時間以上続くと、ストップする。
サウンド設定
When downloading completes
ダウンロード完了時に鳴らすサウンドの設定。
When seeding completes
アップロード完了時に鳴らすサウンドの設定。
スクリプトの設定
ダウンロード完了時に、指定したスクリプトを走らせることが出来るらしい。
Groups
タグのこと。ファイルごとに色やグループ名を指定できる。
Custom locationでグループごとにダウンロード先のフォルダを分けることができるらしいけど、うまく機能した記憶がない。
Bandwidth
ダウンロード、アップロード速度の全体設定
Download rate
ダウンロード速度の上限設定。
Upload rate
アップロード速度の上限設定。プロバイダによっては一日にアップロードできるデータ量の上限が決められているので、ここは設定しておいたほうがいいかも。
ここを未設定にしとくと、そのうちプロバイダからメールや手紙が送られてくるかもしれない。
スピードリミットモードの設定
下の画像の亀さんを押した時の設定。
Download rate
ダウンロード速度の上限設定。
Upload rate
アップロード速度の上限設定。
ダウンロード、アップロード速度のスケジュール設定
ここで設定した時間帯は、スピードリミットモードで設定した速度になる。
ピアの設定
Global maximum connections
全体の接続ピア数の上限設定。
Maximum connections for new transfers
ファイル1つあたりの接続ピア数の上限設定。
Use peer exchange (PEX) for public torrents
有効にすると、ピアを見つけやすくなるらしい。
以下P2Pとかその辺のお話より抜粋。
原文:BitTorrent’s Future? DHT, PEX and Magnet Links Explained | TorrentFreak
Peer Exchange(ピア交換:PEX)
Peer Exchangeは、IPアドレスを発見するもう1つの方法である。トラッカーのように動作するというよりは、自分が接続しているピアの情報を互いに提供しあう。PEX単独では機能せず、1度DHTネットワークまたはトラッカーに接続する必要があるが、DHTネットワークやトラッカーよりも、より純血なピアを発見することができるだろう。Use distributed hash table (DHT) for public torrents
有効にすると、ピアを見つけやすくなるらしい。
以下P2Pとかその辺のお話より抜粋。
原文:BitTorrent’s Future? DHT, PEX and Magnet Links Explained | TorrentFreak
DHT
トラッカーの代わりにDHTを利用することは、現在、The Pirate Bayが推奨しているものの1つである。このテクノロジーだけに頼って行われるTorrentダウンロードが、いわゆる「トラッカーレストレント」と呼ばれるものである。DHTは大抵、トラッカー機能に加えて、IPアドレスを発見するために用いられている。この機能は、uTorrentやVuzeではデフォルトで使用されており、多くの人々が知らず知らずのうちに利用していたりもする。
DHTの機能は、同じファイルをダウンロードしているピアを発見することであるが、The Pirate Bayがかつて運営していたような中央BitTorrentトラッカーとのコミュニケーションを必要とはしない。
DHTは新しいテクノロジーというわけではない。2005年5月、BitTorrentクライアントAzureusに実装されたことでデビューを飾り、その1ヶ月後にはメインラインクライアントにも導入された。ただ、前者と後者とでは互換性はない。それでも、Auzreus/Vuzeではプラグインを追加することで、uTorrentやその他のクライアントが利用しているメインラインDHTネットワークにアクセスすることが可能となる。
Use local peer discovery for public torrents
何だろう。
暗号化接続の設定
Prefer encrypted peers
暗号化通信を優先する。
Ignore unencrypted peers
暗号化してないピアは接続しない。
ブロックリストの設定
ブロックリストを有効にするか否かの設定とリストの自動アップデートの有無。いつの間にかURLを指定するようになってる。たぶん下のアドレスを入れとけばいいと思う。
ネットワークの設定
Peer listening port
ポートの設定。特定のポートで接続する場合はここにポート番号を入れる。事前にルーターでポートの解放が必要。
Randomize port on launch
アプリを起動する度に、ランダムにポートを選んでくれる。
Automatically map port
UPnP接続をサポートしているルーターであれば、自動でポート解放してくれる設定。
Prevent computer from sleeping with active transfers
アクティブなファイルがある場合は、コンピューターをスリープさせない設定。
遠隔操作の設定
Enable remote access
遠隔操作の有効、無効の設定。
Require authentication
遠隔操作で接続する際に、ユーザー名と、パスワードを要求するか否かの設定。
Listening port
遠隔操作で接続する際のポート番号の設定。
例えば、IPアドレスが192.168.1.2というパソコン上のTransmissionに接続するには、ブラウザ等で
と入力すれば、ブラウザで遠隔操作できる様になる。
Only allow the following IP addresses to connect
接続を許可するIPの設定。上の画像だと、192.168.1.5というIPアドレスのパソコンしか接続できない設定。
Display the web interface on the local network with Bonjour
何だろう。
ブラウザで遠隔操作時にファイルを追加する場合は、左上のフォルダアイコンをクリックし、開いたダイアログの「ファイルを選択」からファイルを追加する。
現物を持っていないので分かりませんが、たぶんiPhone、iPadからも遠隔操作できると思います。
IOSシュミレーターでは接続できました。
その他注意点とか
アップロード以外の設定は、デフォルトでも問題ないと思う。
遠隔操作する側も、される側も、必ずIPアドレスは固定に。
ブラウザ等で他のPC上のTransmissionを遠隔操作する際は、Firewallで接続を許可しとかないと慌てるので注意。結構忘れる。
Mac版のTransmissionはメモリリークが激しいので、Mac以外にPCがあるなら、そっちにubuntuとか入れてTransmissionを稼働させた方が良いと思う。
Mac以外ではubuntu版しか知らないけど、メモリリークせず安定してるし、設定項目が少ない上に日本語表示。
ダウンロードはTransmissionから。
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