
Macの老舗メンテナンスアプリMainMenuの使い方や各メンテナンス機能の紹介です。あまり参考にならないと思いますが、私が使っている設定や Custom Task も晒しておきます。
MainMenuは任意のメンテナンスを組み合わせて自動で実行させることが可能で、OSの再起動やシャットダウンまでも自動で行ってくれます。 アプリやWi-Fiなどの再起動、キャッシュや破損した設定ファイルの削除、データベースの再構築など、色んなメンテナンス機能を装えています。
MainMenu Proでの内容になりますが、いくつか使えない機能があるだけで通常版も同じだと思います。
MainMenuの使い方:目次
この記事は MainMenu Pro 3.1.3 での内容になります。
MainMenuの基本的な使い方
メニューバーから操作する従来の方法と…
Dockアイコンをクリックし、操作パネルを表示して操作する2通りの方法があります。操作パネルの表示には任意のショートカットを割り当てることができます。デフォルトは option M です。
Dockとメニューバーのアイコンは、どちらも表示/非表示を切り替えることができます。アイコンを一切表示せず、ショートカットで操作パネルを呼び出して使うことも可能です。
以降は、MainMenuで実施できるメンテナンスを紹介していきます。
Home Clean
Clear User Cache
~/Library
以下にある各アプリのキャッシュを削除します。
Clean Dashboard Cache
Dashboardのキャッシュを削除します。
Archive Desktop
デスクトップ上のファイルなどを一つのフォルダにまとめます。環境設定でこのフォルダの作成場所を任意の場所に指定するこができます。デフォルトではデスクトップに作成されます。
Clean Browser Cache
ブラウザのキャッシュを削除します。複数ブラウザのキャッシュを一気に削除することもできます。※
Clean Browser History
ブラウザの閲覧履歴を削除します。これも複数ブラウザの履歴を一気に削除できます。※
※:Chrome、Firefox、Safariの3つにしか対応してないっぽいです。
Remove .DS_Store Files
アイコンの配置などを記録している設定ファイル.DS_Storeを削除します。デスクトップにファイルやフォルダを置いてる場合、配置がバラバラになるので注意してください。
Volumes
Repair Disk Permissions
ディスクユーティの「アクセス権の修復」と同じです。
Secure Erase Free Space
HDDの空き領域に対してゼロ消去を行います。一時ファイルを作成し、そこに$ dd
でデータを書き込んでるようなので、既存のデータが消されることはありません。
通常のゼロ消去同様かなりの時間を要します。1TBで半日とか掛かると思います。
Find Large Files
環境設定で指定したサイズ(デフォルトは50MB)より大きいサイズのファイルを検索して表示します。
Eject All Volumes
Macに接続してる全てのボリュームを取り出します。
Repair Volumes
ディスクユーティリティの「ディスクを修復」と同じです。
Maintenance
1日、一週間、一ヶ月ごとの、決まった時間に行われるMacの自動メンテナンスを実行します。
Optimize
Free Memory
現在非使用中のメモリを解放します。$ du
を使ってるようなので、ターミナルから$ purge
打った方が早いです。
Rebuild Launch Services
ファイルとアプリケーションの関連づけを司っているデータベースを再構築します。「このアプリケーションで開く」の表示に不具合が生じた時に実行するといいと思います。
Rebuild Spotlight Index
Spotlightが参照するインデックス(索引)を再構築します。SpotlightやMac App Store、Alfredなどで手持ちアプリの表示がおかしいときに実施するといいと思います。
Vacuum Apple Mail Index
Mail.appが参照するインデックスの最適化。受信したメッセージの表示がおかしい時や、検索してもメッセージが見つからない場合に実行するといいと思います。
Update Whatis Database
システムやコマンドなどの簡単な説明を表示する$ whatis
で使うデータベースを再構築します。使わなければ特にやる必要ないと思います。
Update locate Database
ターミナルからファイル等を検索する際に使用する、$ locate
コマンドの検索用データベースを再構築します。これも使わなければ特にやる必要ないと思います。
Trash
Secure Delete Files
任意のファイルを、復元できないように完全に削除します。
Force Delete Files
任意のファイルを、アクセス権などに関係なく強制的に削除します。
Secure Empty Trash
「確実にゴミ箱を空にする」と同じです。復元できないように完全に削除します。
Force Empty Trash
ファイルのアクセス権などに関係なく、ゴミ箱を強制的に空にします。
Remove .DS_Store Diles in Folder
任意のディレクトリ以下にある.DS_Storeを削除します。
Clipbord
クリップボード履歴を10件まで保存します。
履歴の消去は「Clear History」をクリックします。
Processes
Restart Wi-Fi
Wi-Fi(旧AirMac)を再起動します。
Relaunch Finder
Finderを再起動します。
Relaunch Dock
Dockを再起動します。
Relaunch System Menu Bar
メニューバーを再起動します。
Quit all applications
起動中の全てのアプリを終了します。メニューバーに常駐するタイプのアプリは含まれません。
Force quit and Relaunch Applications
特定のアプリを強制終了/再起動します。
System Clean
Clean System Cache
システムのキャッシュを削除します。
Clean All User Caches
OS X上の全ユーザーのキャッシュを削除します。
Clean Font Caches
フォントキャッシュを削除します。
Flush DNS Cache
DNSキャッシュを削除します。
Clean All Logs
ログファイルを削除します。
Clean Archived Logs
圧縮して保存されてるログファルを削除します。
Settings
Rmove Corrupt Preferences
破損した設定ファイル(拡張子が.plistのやつ)を削除します。
Show Invisible Files
不可視ファイルを表示/非表示します。
Disable Dashboard
Dashboardの有効/無効を切り替えます。
Disable Download Warning
ダウンロードしたファイルを開くときの「警告ダイアログ」を無効/有効にします。
Change Screenshot File Format
撮影したスクリーンショットのファイル形式を変更します。ここでは .jpg .png .pdf .tiff の4つを選択できます。
Disable Screenshot Window Shadow
スクリーンショットの影のようなエフェクトを無効にします。
Turn On Screensaver
スクリーンセーバーを起動します。
Custom Tasks
任意のメンテナンスを組み合わせて同時に実行します。デフォルトでは何も設定されていないので、自分でグループを追加します。
「Congirure…」をクリックすると、Custom Tasksの環境設定が表示されるので、左下の「」を選び新規グループを追加します。
追加したら、グループ名、実行したいメンテナンス、終了後の処理を設定します。
例として私が使っているものを晒しておきます。は数ヶ月に1回、またはMacの調子が悪いときに実行してるものです。
概要は以下のような感じです。
- 「アクセス権の修復」と、外付けHDDに「ディスクを修復」を実施
- キャッシュ類の削除
- インデックスやデータベースの再構築
- Macの自動メンテナンスを実行
- ログの削除
- 破損した設定ファイルの削除
- OSを再起動
ゴミ箱とブラウザ履歴は手動で削除してるので、ここでは除外してます。
MainMenuの環境設定
General
On Login
ログイン時に自動起動させる設定です。
Hot key
操作パネルを表示するショートカットキーを設定します。
Appearance
Hide Dock icon
- Dockアイコンを非表示にします。
Hide status item
- メニューバーのアイコンを非表示にします。
Log window
Show when a task starts
- タスクを開始するとログウィンドウを開きます。
Hide when a task completes
- タスク終了時にログウィンドウを閉じます。
Show when MainMenu launches
- MainMenu起動時にログウィンドウを開きます。
Software updates
Automatically check for updates
- アップデートを自動でチェックします。
Send anonymous system profile
- 匿名でシステムの情報を送信します。
Advanced
管理者パスワードが必要なタスクを、パスワード無しで実行できるようにします。
Home Clean
「Archive Desktop」を実行した際の、保存先を指定します。
Volumes
「Find Large Files」で検索する、ファイルサイズの最低値を指定します。
通常版でも使える機能については、MainMenuの公式サイトに一覧表があるので、そちらを参考にしてください。
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