
コマンドで操作するスニペットツール$ Sheetのインストール方と使い方です。ターミナルから離れること無く操作を完了できるので、vimやemacs等の操作法を書いてチートシートとして使うとか、たまに必要になるコマンドを書いておくとか。
ターミナルを使った作業が多い方には、かなり便利なツールになると思います。
1 Rubyを入れ替える
公式サイトに「Mac OS X と Ruby 1.9でテストした」とあります。
OS X(Lion)に入っているRubyはv1.8.7ですので、Homebrewでv1.9以上のものに入れ替えます。※
※:試してませんが、Rubyを入れ替えなくても機能するかもしれません。Ubuntu10.04ではRuby1.8.7でもSheetを使うことができました。
インストールが完了したら、表示される注意書きのとおりPATHを追加します。追加しなくてもSheetをインストールすることはできますが、たぶんフルパスで入力しないと機能しないと思います。
/etc/paths.d/に適当な名前のファイル(今回は60-gemという名前)を追加します。
開いたら、先ほど表示されたパス/usr/local/Cellar/ruby/1.9.3-p194/binを記入します。
~/.bashrcでパス設定するの嫌いなんで、ここで設定してます。
2 Sheetのインストールと設定
Sheetはgemで入れます。
インストールしたら、環境変数の$EDITORを設定します。これを設定しないと機能してくれないようです。
私はHomebrewで入れたvimを使うので、~/.bashrcに下のような設定を追加しました。
export EDITOR=/usr/local/bin/vim
3 Sheetの使い方
コマンド | 説明 |
---|---|
sheet new シート名 |
新規スニペットファイルを作成します。 シート名の部分にスニペットとして使いたい名称を入れて実行します。 |
sheet edit シート名 |
既存のスニペットファイルを編集します。 |
sheet copy シート名 | スニペットの内容をクリップボードにコピーします。 |
sheet list | 既存のスニペットの一覧を表示します。listをつけずにsheetだけでも機能します。 |
sheet シート名 |
スニペットをターミナルで表示します。 後述する書き方でURLを登録しておくと、ブラウザでリンク先を開いてくれます。 |
URLを登録してブラウザで開く
ファイルにURLを登録しておくとブラウザでリンク先を開いてくれます。
例えば、blogという名称で新規シートを作成し…
開いたファイルにurl: アドレスと記述します。
ファイル編集後、$ sheet blogと実行するとブラウザが起動し、登録したURLのページを開いてくれます。
スニペットを削除したい場合
今のところ削除機能が実装されていないようなので、手動で削除します。
~/.sheets/以下にファイルが保存されているので、rmなどで削除すれば消えてくれます。
Sheetの使用例
私の場合は、$ systemsetupや$ tmutilなどの普段使わないコマンドや…
vimのチートシートとして使ってます。
参考リンク:
CUIなスニペットツールsheetが便利なのでzshでsheetファイルを補完 - Glide Note
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