Macとかの雑記帳

Lionにも対応したWincloneの日本語化と使い方

MacからBootcamp上のWindows環境を丸ごとバックアップできるWinclone。開発が完全にストップしていたので、Lionへの対応は絶望的だと思っていたのですが、別の方が開発を引き継いでいたようで、Lionに対応したWincloneをリリースされてました。

また、Windows7に関する不具合も、完全ではないようですが一応修正されているようです。ついでに日本語化する方法がありましたので合わせてご紹介。

Wincloneのダウンロード

Winclone 開発元サイトページの一番下にのようなリンクが貼ってある部分がありますので、そこからダウンロードできます。

wincloneダウンロード

Wincloneの日本語化

Winclone 用日本語リソースのページよりdmg形式のファイルをダウンロードします。

wincloneの日本語化ファイルのダウンロード

 

DLしたファイルを開き、中にあるJpapanese.lprojフォルダがあるのを確認します。このフォルダが日本語化に必要なファイルになります。

wincloneの日本語化ファイル

 

Winclone.appを右クリックして「パッケージの内容を表示」を選び、Wincloneの中にあるContents / Resources内にDLしたJpapanese.lprojフォルダを追加します。

wincloneの日本語化

これで次回起動時から日本語になります。

下はWincloneの環境設定です。日本語にしたことで、どのような設定なのかが分かりやすくなりました。

wincloneの日本語化

Wincloneでバックアップをとる

イメージ作成」タブを選び、「ソース」のプルダウンメニューよりバックアップを取りたいWindows形式(NTFSやFAT32)のボリュームを選びます。

wincloneでバックアップ

作成...」をクリックするとバックアップファイルの保存先を訊ねてきますので、任意の保存先を選ぶとバックアップを開始します。

 

ボリュームのサイズによって時間が変わってきますが、だいたい30分~40分くらいでバックアップが終了し、下の写真のような.winclone形式のファイルが作成されます。

wincloneのバックアップファイル

バックアップから復元する

復元」タブを選び、「復元用イメージ」をクリックするとウィンドウが開くので、復元したいバックアップファイルを選びます。

wincloneで復元

復元先」のプルダウンメニューより復元先のボリュームを選び、下の「リストア」をクリックすると復元を開始します。

マウント」をクリックすると「復元用イメージ」で選んでいるファイルをマウントしてくれるので、バックアップされた状態であっても、Windowsのファイルを弄ることができます。

wincloneでマウント

「ツール」メニュー

wincloneツールメニュー

Windows パーティションのラベル名を変更...

Windowsが入っているボリュームの名称を変更します。

Windows の(NTFS)ファイルシステムを拡張...

下の「Windows の(NTFS)ファイルシステムを縮小...」で縮小したボリュームを元のサイズに戻すようです。

Windows の(NTFS)ファイルシステムを縮小...

インストール済みのWindowsパーティーションを可能な限り縮小します。縮小後にバックアップすることで、バックアップファイルの容量が少なくできます。

Windows7を扱う場合の注意点

今回、前回ともに muta's mac scribblingさんの記事を参考にさせていただいたのですが、そちらによると、Windows7をバックアップする場合は、環境設定で「特別な圧縮イメージを使う」にしていないとバックアップの作成に失敗するようです。

wincloneでWindows7

 

また、バックアップから復元した際に起動画面が壊れていた等の不具合があったそうですが、普通につかえたそうです。しかし、Windows7への対応は完全ではないので扱う際には注意してください。

参考リンク:
WincloneでNTFS、Windows7をバックアップ復元してみる2~いろいろ問題ナキニシモだがとりあえずバックアップには成功した - muta's mac scribbling
先日来試しているWincloneを日本語化する - muta's mac scribbling

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