Macとかの雑記帳

Lionの隠された設定を変更する方法12個(とりあえずのまとめ)
一つにまとめて書いてあった方が後で見返す際に便利なので、過去に書いたものや、他のサイトで紹介されているLionの隠された設定を変更する方法を集めてみました。まだ増えるかもしれないので「とりあえず」のまとめです。

 

- この記事の目次 -

  1. ウィンドウを開いた時のアニメーションを無効にする
  2. 「再開」を無効にする
  3. 「ウィンドウを復元」をアプリごとに無効にする
  4. スクロールバーの弾むエフェクトを無効にする
  5. スクロールバーの弾み具合を調整する
  6. Mailで返信する時のアニメーションを無効にする
  7. Mailで送信する時のアニメーションを無効にする
  8. 「保存しない」のショートカットを Command + D に戻す
  9. サイドバーのアイコンや文字のサイズを個別に設定する
  10. IPv6を無効にする
  11. FTPを使えるようにする
  12. ライブラリを表示する

アプリごとに設定する際の注意点

 

※:設定を変更した後はFindeや設定した各アプリを再起動してください。

 

 

1. ウィンドウを開いた時のアニメーションを無効にする

 

ファイルを開くときのアニメーションを無効にする方法」で紹介した、新規ウィンドウを開いた時の徐々に拡大していくアニメーションを無効にする方法です。

 

defaults write -g NSAutomaticWindowAnimationsEnabled -bool NO

 

元に戻す場合は、上のコマンドのNOをYESに変えて実行するか、下記を実行します。
defaults delete -g NSAutomaticWindowAnimationsEnabled

 

特定のアプリだけに設定する

 

特定のアプリだけに個別に設定することもできます。下はSafariのみ無効にする場合です。
defaults write com.apple.safari NSAutomaticWindowAnimationsEnabled -bool NO

 

元に戻す場合は、上のコマンドのNOをYESに変えて実行するか、下記を実行します。
defaults delete com.apple.safari NSAutomaticWindowAnimationsEnabled

 

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2. 「再開」を無効にする

 

「再開」機能を完全に無効にする、たぶん正解じゃないかと思う方法」で紹介した、デバッグ用に用意されている設定を使った「再開」を無効にする方法です。

 

defaults write -g ApplePersistenceIgnoreState YES

 

元に戻すには、上のコマンドのYESをNOに変えて実行するか、下記を実行します。
defaults delete -g ApplePersistenceIgnoreState

 

特定のアプリだけ無効に

 

特定のアプリだけに個別に無効にすることも出来ます。下はSafariで無効にする場合です。
defaults write com.apple.Safari ApplePersistenceIgnoreState YES

 

元に戻すには、上のコマンドのYESをNOに変えて実行するか、下記を実行します。
defaults delete com.apple.Safari ApplePersistenceIgnoreState

 

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3.「ウィンドウを復元」をアプリごとに無効にする

 

システム環境設定の「アプリケーションを終了して再度開くときにウィンドウを復元」をアプリごとに設定します。

 

下はSafariのみ無効する場合です。
defaults write com.apple.Safari NSQuitAlwaysKeepsWindows -bool NO

 

元に戻す場合は、上のコマンドのNOをYESに変えて実行するか、下記を実行します。
defaults delete com.apple.Safari ApplePersistenceIgnoreState

 

10.7 Lion で特定のアプリの「再開」を完全に無効にする方法」で紹介したものですが、再ログインすると一時的に復活するようなので別にしました。

 

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4. スクロールバーの弾むエフェクトを無効にする

 

Macの手書き説明書さんで紹介されていた、スクロールバーが端にいくとバネの様に弾むエフェクトを無効にする方法です。

 

:Safariは無効にできません。

 

defaults write -g NSScrollViewRubberbanding -bool NO

 

元に戻す場合は、上のコマンドのNOをYESに変えて実行するか、下記を実行します。
defaults delete -g NSScrollViewRubberbanding

 

特定のアプリだけ無効にする

 

特定のアプリだけを無効にすることもできます。下はFinderのみ無効にする場合です。
defaults write com.apple.finder NSScrollViewRubberbanding -bool NO

 

元に戻す場合は、上のコマンドのNOをYESに変えて実行するか、下記を実行します。
defaults delete com.apple.finder NSScrollViewRubberbanding

 

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5. スクロールバーの弾み具合を調整する

 

こちらもMacの手書き説明書さんで紹介されていた、スクロールバーの弾むエフェクトの弾み具合を調整する方法です。

 

:Safariには設定できません。

 

コマンド最後尾の数字を大きくしていくと弾まなくなっていきます。
defaults write -g NSScrollViewRubberbandStiffness -int 20

 

元に戻す場合は、下記を実行して設定を削除してください。
defaults delete -g NSScrollViewRubberbandStiffness

 

特定のアプリだけ調整する

 

特定のアプリだけに個別に調整することもできます。下はFinderのみ調整する場合です。
defaults write com.apple.finder NSScrollViewRubberbandStiffness -int 20

 

元に戻す場合は下記を実行して設定を削除します。
defaults delete com.apple.finder NSScrollViewRubberbandStiffness

 

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6. Mailで返信する時のアニメーションを無効にする

 

OS X Dailyで紹介されていた、Mailの返信用ウィンドウに使われているアニメーションを無効にする方法です。

 

defaults write com.apple.mail DisableReplyAnimations -bool YES

 

元に戻すには、上のコマンドのYESをNOに変えて実行するか、下記を実行します。
defaults delete com.apple.mail DisableReplyAnimations

 

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7. Mailで送信する時のアニメーションを無効にする

 

こちらもOS X Dailyで紹介されていた、メッセージを送信した時のアニメーションを無効にする方法です。

 

defaults write com.apple.Mail DisableSendAnimations -bool YES
※注意:返信する時のアニメーションを無効にしないと適用されないようです。

 

元に戻すには、上のコマンドのYESをNOに変えて実行するか、下記を実行します。
defaults delete com.apple.mail DisableSendAnimations

 

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8.「保存しない」のショートカットを Command + D に戻す

 

Open・Save ダイアログで「保存しない」のショートカットを Command + D に戻す」で紹介した、10.7で変更された「保存しない」のショートカットを、10.6と同じ Command+ D に戻す方法です。

 

defaults write -g NSSavePanelStandardDesktopShortcutOnly -bool YES

 

元に戻す場合は上のコマンドのYESをNOに変えて実行するか下記を実行します。
defaults delete -g NSSavePanelStandardDesktopShortcutOnly

 

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9. サイドバーのアイコンや文字のサイズを個別に設定する

 

サイドバーのアイコンや文字のサイズを Finder と Mail で別々のサイズにする」で紹介した、サイドバーのアイコンや文字のサイズをFinderとMailで別々のサイズに設定する方法です。

 

Mailのサイズのみを変更

 

Mailのサイドバーアイコンや文字サイズのみ変更する場合は下記を実行し、Mailを再起動すれば設定が反映されます。
defaults write com.apple.mail NSTableViewDefaultSizeMode -int 2
上は、Mailのサイドバーのアイコンや文字のサイズを「中」にする場合。

 

コマンド最後尾の数字部分が設定したいサイズです。
  • 」にする場合は 1
  • 」にする場合は 2
  • 」にする場合は 3

 

元の状態に戻す場合は下記を実行します。
defaults delete com.apple.mail NSTableViewDefaultSizeMode

 

Fainderのサイズのみを変更

 

Finderの場合は下記になります。
defaults write com.apple.finder NSTableViewDefaultSizeMode -int 1
上は、Finderのサイドバーのアイコンや文字のサイズを「小」にする場合。

 

元の状態に戻す場合は下記を実行します。
defaults delete com.apple.finder NSTableViewDefaultSizeMode

 

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10. IPv6を「切」にする

 

IPv6 を無効にして「切」にする」で紹介した、IPv6を無効にする方法です。

 

sudo networksetup -setv6off Ethernet

 

元に戻す場合は、システム環境設定で変更すれば戻ります。

 

:これを設定すると「スリープ復帰後ネットに繋がらない場合は IPv6 が原因?」で紹介したように、ネット接続で不具合が出る場合もあります。

 

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11. FTPを使えるようにする

 

Apple サポートコミュニティ」で紹介されていた、10.7でFTPを使えるようにする方法です。

 

sudo launchctl load -w /System/Library/LaunchDaemons/ftp.plist

 

無効にする場合は下記を実行します。
sudo launchctl unload -w /System/Library/LaunchDaemons/ftp.plist

 

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12. ライブラリを表示する

 

隠しフォルダになったライブラリを常に表示させる方法」で紹介した、10.7で不可視フォルダになってしまったライブラリを常に表示させる方法です。

 

chflags nohidden ~/Library/

 

元に戻す場合は下記を実行します。
chflags hidden ~/Library

 

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アプリごとに設定する際の注意点

 

一部のアプリでは設定がすぐに反映されないことがあります。(特にテキストエディットとプレビュー)

 

アプリごとに設定する場合に使う「com.apple.xxx」は、ユーザーディレクトリのライブラリPreferencesの中にある、「.plist」という拡張子のファイルに使われている名称を使います。
clam.png
殆どの場合アプリの英語名ですが、稀に少し違う名称を使っている場合があるので確認してください。

 

参考Link:
OS X Daily
Macの手書き説明書

 

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