少ないですがネットでちらほら見かけるスリープ復帰後にネットに繋がらなくなる症状。ほとんどがWi-Fi(AirMac)での症状で、稀にEthernetでも出るというのを見かけるのですが、私は両方で症状が出ました。この症状が出ている他の環境も同じかどうか分かりませんが、私の場合はIPv6の設定が問題だったようです。
スリープから復帰後、毎回ネットに接続できなくなるのですが、システム環境設定を見ると下のよう接続済みと表示されています。これはEthernet、Wi-Fi共に同じです。
この時pingを打つとWAN / LAN共に応答は返ってくるので、ネットの回線は生きているようです。
DNSがトラブっている時の症状とよく似ているので、試しに下記コマンドでDNSの再起動や再読み込みを試したところ、どちらを実行してもネットが復活しました。
再起動
再読み込み
上記以外に、Wi-FiやEthernetの再起動でも復活します。
恐らくですが、スリープ復帰後にDNSがトラブって名前解決ができなくなることでネットに繋がらなくなるようです。
色々と試したところ、私の環境では Wi-Fi、Ethernet 共に「手入力」で「IPv6の構成」を「自動」以外にすると症状が出ることが分かりました。
サーバーとして使っている別PCをMacから操作しているため、「手入力」でIP固定にし、必要ないのでIPv6は切っていたのですが、それがまずかったようです。
設定ファイルやキャッシュが破損していたら困るので、一度ネットの設定とDNSキャッシュをリセットしてから設定をし直すことにしました。
ネット設定のリセットとDNSキャッシュのクリア
まず、/Library/Preferences/SystemConfigurationの中にある設定ファイル「preferences.plist」と、あれば「preferences.plist.old」を削除して設定をリセット。
次に、Onyx等を使うか下記コマンドを実行してDNSキャッシュをクリア。
リセットとキャッシュのクリアをした後、システム環境設定で改めてネットを設定。
設定後、症状が出ないかどうか確認。
念のためここまでやりましたが、たぶん設定を変更するだけで大丈夫だと思います。
10.7でIPv6の設定を変更していなくても、10.6で変更していて、そのまま移行した場合は「自動」以外になっていると思います。
スリープ復帰後にネットに接続できない症状が出るようなら、一度設定を変えて様子をみた方がいいかもしれません。
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