Macとかの雑記帳

Mac OSX 10.7 Lion を VMware Fusion にインストールして使う方法

Howto install OSX 10.7 Lion in vmwareで紹介されている、OSX 10.7 Lion を VMwareFusion にインストールする方法です。

Howto install OSX 10.7 Lion in vmware

Howto install OSX 10.7 Lion in vmware

:ベータ版での内容になるので、製品版でもできるかどうかは(今のところ)わかりません。

:製品版でもインストールできるようです。

1. 空のディスクイメージを作成


空のディスクイメージを作成し、VMware用のインストーラーにしていきます。


ディスクユーティリティの「新規イメージ」より、以下のような内容のディスクイメージを作成します。
  • ファイル名:MyInstaller
  • サイズ:5GB
  • フォーマット:Mac OS 拡張
  • 暗号化:無し
  • パーティション:単一パーティション - Apple パーティションマップ
  • イメージフォーマット:CD/DVD マスター
clam.png

2. Mac OS X Install ESDの中身をコピー

10.7 のインストーラー(Mac OS X Install ESD)をマウントし、その中にある不可視ファイル「BaseSystem.dmg」を開きます。

インストーラーに移動。

$ cd /Volumes/Mac* OS* X* Install* ESD

BaseSystem.dmgを開く。

$ open BaseSystem.dmg

開いたら、ディスクユーティリティの「復元」を使ってBaseSystemの全ファイルを 1 で作成したディスクイメージコピーします。

ソースに開いた BaseSystem を。

復元先に 1 で作成したディスクイメージ「MyInstaller」を指定して復元します。

clam.png

3. kernelcacheの設定

Mac OS X Install ESD にある不可視ファイル「kernelcache」を、作成したディスクイメージにコピーし、「com.apple.Boot.plist」を編集します。

$ cp /Volumes/Mac* OS* X* Install* ESD /Volumes/MyInstaller/
$ cd /Volumes/MyInstaller/Library/Preferences/SystemConfiguration/
$ sudo nano com.apple.Boot.plist

開いたら、ディスクユーティリティの「復元」を使ってBaseSystemの全ファイルを 1 で作成したディスクイメージコピーします。

clam.png

4. installation Packages を入れ替える


BaseSystem.dmg からコピーした installation/Packages はエイリアスなので、Mac OS X Install ESD から Packages の本体をコピーします。

BaseSystem.dmg から Packages のエイリアスを削除

$ sudo rm /Volumes/MyInstaller/System/Installation/Packages

Mac OS X Install ESD の Packagesをコピー。

$ sudo cp -R /Volumes/Mac* OS* X* Install* ESD/Packages /Volumes/MyInstaller
/System/Installation/Packages

5. ServerVersion.plistを作成

VMwareで起動できる OSX はサーバー版のみなので、このままではインストーラーを起動することができません。ServerVersion.plistというファイルを作成し、サーバー版だと認識させて起動できるようにします。

ServerVersion.plistを作成。

$ cd /Volumes/MyInstaller/System/Library/CoreServices
$ sudo touch ServerVersion.plist

VMware用のインストーラー作成はこれで終了です。

6. VMwareで仮想マシンを作成

OS をインストールする仮想マシンを作成します。

  1. 新規仮想マシンの作成で、「ディスクを使用せずに続行」を選択。
  2. clam.png

  3. カスタム仮想マシンの作成」にチェックを入れ次に進む。
  4. clam.png

  5. オペレーティングシステムを「Apple Mac OS X」に、バージョンを「Mac OS X Server 10.6(64ビット)」にし、仮想マシン作成を終了する。
  6. clam.png

  7. 設定CDとDVD」と進み、「ディスクイメージを使用」にチェックを入れ、作成したインストール用のイメージを選択。
  8. clam.png

  9. 設定ハードディスク」で、「2 GB ファイルに分割」のチェックを外す。
  10. clam.png

  11. 設定プロセッサとRAM」で、使用メモリを2 GB以上にする。
    (10.7はメモリが2G 以下だと起動できないようです。)
  12. clam.png

7. NVRAMファイルを入れ替える

作成した仮想マシンのnvramというファイルを入れ替えます。下記サイトの Step 9 にある「nvram.zip」をダウンロードします。

Howto install OSX 10.7 Lion in vmware

ダウンロード後展開したら、6 で作成した化想マシンと同じファイル名にリネームし、化想マシン本体の中にコピーor既存の.nvramと入れ替えます。

clam.png

ここまで終わったら、化想マシンを起動してOSをインストールします。

8. インストールしたOSを起動できるようにする

インストールが済んでもこのままでは起動できないので、インストーラーと同様、サーバー版だと認識させるために ServerVersion.plist をインストールした OS 内に作成する必要があります。

インストーラー作成時のようにホストOSで作成するこができないので、インストーラーのターミナルでファイルを作成します。

化想マシン起動直後に表示されるVMeareのスプラッシュ画面で escape を連打し、ブートメニューを表示します。

clam.png

 

ブートメニューを表示したら、「Boot Manager」を選択。

clam.png

 

Boot Managerより、SCSI、またはPCIを含む項目を選択し、再度インストーラーを起動させます。

clam.png

上のように似た様な名前の項目が複数表示される場合は、どれかが正解です。間違った項目を選んでしまったら、化想マシンを再起動して別の項目を試します。

インストーラーが起動したら、メニューバーの「ユーティリティ」よりターミナルを起動して下記を実行し、ServerVersion.plist を作成します。

$ touch /Volumes/化想マシン名/System/Library/CoreServices/ServerVersion.plist

ファイル作成後、仮想マシンを再起動してOSが起動すれば成功です。

参考リンク:
Howto install OSX 10.7 Lion in vmware
obviouslogic : solutions

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