Macでフォルダやアプリのアイコンを変更する方法と、アイコンに関するトラブルと対処法です。
アイコン変更方とトラブル対処法の目次
- 通常の変更方法
- 強制的に変更する方法
- 「ICNS」というアイコンになってしまう
- 変更したアイコンを元に戻せない/別のアイコンに変更できない
- アプリを起動する度にネット接続の許可を求めてくるようになった
- アイコン変更後、しばらくすると「ICNS」というプレビュー.appのアイコンになってしまう
- アイコンの表示が崩れる
- アプリが白紙アイコンになる
変更方法1:通常の変更方法
後述する「強制的に変更する方法」だとトラブルの原因になる事があるので、アイコンを変更する際はこの方法で変更する事をお勧めします。
アイコンとして使いたい画像(拡張子が.icnsのアイコンファイル)をコピーします。
↑画像クリックで拡大します。
次に、アイコンを変更したいフォルダやアプリ等を右クリックし → 「情報を見る」を選択し、縦長のウィンドウを表示します。
縦長のウィンドウに表示された小さいアイコンを選択し、アイコンの外周が薄い青になった状態でペーストすればアイコンが変更されます。
↑画像クリックで拡大します。
もしくは、下の様に小さいアイコンに直接ドラッグ&ドロップでも変更できます。
バンドルアプリやシステム関連フォルダのアイコンを変更する場合
Safariやメールなどの純正アプリやシステム関連のフォルダ、一部のサードパーティ製アプリ(VMwareFusion等)は、アクセス権の関係でそのままではアイコンを変更できません。
このようなフォルダやアプリのアイコンを変更する場合は、情報を見るを選択して表示した縦長ウィンドウの一番下にある、「共有とアクセス権」を変更します。
アイコンを変更したいフォルダやアプリ等を右クリック → 「情報を見る」を表示したら、右下にある小さい南京錠(?)のマークをクリック → ログインパスワードを求めてくるので入力し、ロックを外します。
ロックを外した後、「everyone」の「アクセス権」を「読み/書き」に変更すればアイコンを変更できます。
変更したら、アクセス権を元に戻してください。
アイコンを元に戻す場合
変更する時と同様に、右クリック → 「情報を見る」と進み、縦長のウィンドウの小さいアイコンを選択します。アイコンの外周が薄い青になった状態で、下の様にカットを実行すれば元に戻ります。
変更方法2:強制的に変更する方法
アプリの場合アイコンを変更してもアプリ起動中は元のアイコンに戻ってしまう物もあります。その場合はアプリの中にあるアイコンファイルを直に変更してしまいます。
後述しますが、この方法はトラブルの原因になる場合があるのでお勧めしません。
変更したいアプリを右クリック → 「パッケージの内容を表示」を選びます。
「パッケージの内容を表示」でアプリを開き、Contents → Resourcesフォルダと進んでいくと、そのアプリのアイコンがあリます。
このデフォルトのアイコンをどこかにコピーしてバックアップをとっておきます。バックアップしておかないとトラブル時に元に戻せなくなります。
↑画像クリックで拡大します。
次に、アイコンとして使いたい画像(アイコンファイル)を、デフォルトのアイコンと同じ名前にします。
名前を変更したら、Resourcesフォルダ内にコピーし、デフォルトのアイコンを上書きします。
↑画像クリックで拡大します。
変更がすぐに反映されない時は下のコマンドをターミナルで実行し、Finderを再起動します。
$ killall Finder
Dockにアプリを登録している場合は変更が反映されない事が殆どなので、Dockアイコンを一度削除して、登録し直します。
アイコンを元に戻す場合
Resourcesフォルダ内の変更したアイコンを、バックアップしておいたデフォルトアイコンで再度上書きすれば元に戻ります。
アイコン変更に関するトラブルと対処法
経験談になりますが、アイコンを変更した際に起こったトラブルと、それらの対処法をご紹介。
「ICNS」というアイコンになってしまう
アイコン変更後、アイコンが下の様な表示になってしまうことがあります。

こうなった場合は、アイコンとして使用する画像をImg2icons.app等のアプリで一度変換してから使用してます。
プレビューでも同様の事ができますが、私の環境では変更に失敗したり、アイコンの表示がおかしくなることが殆どなのでアイコン作成アプリを使っています。
変更したアイコンを元に戻せない/別のアイコンに変更できない
稀にですがアイコンを元に戻したり、再度別のアイコンに変更しようとしても変更できない事があります。
そのような場合は、アイコンを変更したフォルダやアプリの中にあるIconという不可視ファイルを削除します。
ターミナルで下記コマンドを実行し、不可視ファイルを見える様にします。
$ defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles ON;killall Finder
不可視ファイルを見えるようにしたら、フォルダやアプリの中にあるIconファイルを捨てます。
捨てたら下のコマンドを実行して元の状態に戻します。
$ defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles OFF;killall Finder
Iconファイルを削除したことで、アイコンがデフォルトの状態に戻ります。
強制的にアイコン変更したら、アプリを起動する度にネット接続の許可を求めてくるようになった
強制的に変更した場合、アプリによっては起動毎にインターネット接続の許可を求めてくる様になります。
この症状は下記の理由によるものだそうです。
バイナリのResourcesフォルダ内の画像やnib/xibをいじっていると正当なバイナリと認証できなくて受信接続の許可が永遠に聞かれ続ける
引用元:2ch:Mac OS X 10.6 Snow Leopard Part 31
この症状が出た場合はアイコンをデフォルトに戻し、通常の方法で変更してください。
強制的にアイコン変更後、しばらくしたら「ICNS」というプレビュー .appのアイコンになってしまう
強制的に変更し、しばらく(数日くらい)すると下の様な「ICNS」アイコンになってしまう場合があります。
この場合もResourcesフォルダ内の変更したファイルを元に戻し、通常の方法で変更し直してください。
アイコンの表示が崩れる
アイコンの変更に関係なく、下の様にアイコン表示が崩れる事があります。
この症状が発生したら、下記コマンドを実行してFinderを1~2回再起動します。
$ killall Finder
Finder再起動でも改善しない場合は、OSを再起動します。
アプリが白紙アイコンになる
かなり稀ですが、アプリの表示が下の様な白紙アイコンになる事があります。
この症状が発生した場合は、以下3つのどれかが原因ではないかと思います。
- Resourcesフォルダ内のアイコンファイルが破損しているor消えた。
- アイコンキャッシュが破損している。
- アプリのアクセス権等が狂って、OSがアプリケーションだと認識できなくなっているorアプリが壊れた。
1の場合は、アイコンファイルをデフォルトに戻すなりしてアイコンファイルを修復してください。
2の場合は、OnyX等のメンテナンスアプリを使うか、セーフモードで起動してキャッシュをクリアしてください。
3の場合は、アクセス権の修復を2~3回程実施してみます。修復してもダメな場合はアプリが壊れてしまっている可能性が高いので、サードパーティ製アプリならアプリの再インストールを。Safariやメール等のバンドルアプリの場合は、残念ながらOSの再インストールです。
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