Macとかの雑記帳

VirtualBox」 の使い方と設定です。今回はゲストOSへの「共有フォルダ」の設定方です。

使用環境
  • VirtualBox 4.0.6
  • ホストOS:Mac OSX 10.6.7
  • ゲストOS:Ubuntu 10.04 Desktop
  • ゲストOS:WindowsXP Professional
  • ゲストOS:Windows 7

共有フォルダの作成と追加

ホストOSであるMacのデスクトップに作成した「mac-vbox」というフォルダをVirtualBox上のゲストOSと共有させます。

共有フォルダの追加

ゲストOS起動中に、ウィンドウ下部にあるフォルダのアイコンをクリックします。

共有フォルダ」ウィンドウが開くので、右にある「+」のついたフォルダをクリックします。

すると「共有フォルダの追加」という小ウィンドウが開くので、自動マウント永続化するにチェックし、「その他」を選択します。

これ以降はOSによって設定方が違うので、別々に説明していきます。

Windowsに共有フォルダを設定する

今回はWindowsXPで説明してますが、7でも同じやり方で設定できたのでVistaも同じだと思います。

マイコンピューター」を右クリックし、「ネットワークドライブの割当て」を選択します。

↑画像クリックで拡大します。

デフォルトで問題ないと思いますが、表示されたウィンドウで、ドライブ(ドライブレター)を決めます。

↑画像クリックで拡大します。

次に「参照」を選び「フォルダの参照」を表示します。フォルダの参照ウィンドウ内に表示されている項目を展開していくと「¥¥VBOXSVR¥共有フォルダ名」というネットワークフォルダがあるので選択し、下のOKをクリックします。

起動時に自動でマウントさせる場合は、「ログオン時に再接続する」にチェックします。

上記の方法で共有フォルダが表示されない場合は、コマンドプロントから下記を実行してマウントします。

net use Z: ¥¥vboxsrv¥mac-vbox

はドライブレターを、は共有フォルダ名を指定します。

↑画像クリックで拡大します。

コマンド実行後「ネットワークドライブの割当てフォルダの参照」と進み、マウントされているかどうか確認します。

ドライブレターの設定に関する注意

  • 初期設定で、現在ドライブレターとして使用されていないZ、Y、X等のアルファベットの最後の方の文字が指定されている場合はそのままで構いません。
  • 既に使用しているドライブレターや、アルファベットの最初の方の文字が指定されている場合は、後でトラブルの原因になる場合があるので変更してください。

新規にインストールする場合が殆どだと思うので、あまり関係ないかも知れませんが…。

ubuntuに共有フォルダを設定する

上部パネルから、「設定システム管理ユーザーとグループ」と進みます。

↑画像クリックで拡大します。

ユーザー設定が開くので、「グループの管理」をクリックし、開いた「グループの設定」から「vboxsf」を探し、クリックします。

↑画像クリックで拡大します。

「’vboxsf’グループのプロパティ」が開くので、下にある「グループのメンバ」に表示されている自分のアカウント名にチェックし、OKを押して終了します。

↑画像クリックで拡大します。

この設定をしておかないと、うまくマウントできないと思います。設定後、再起動すると/media/sf_mac-vboxが共有フォルダとして機能します。

VirtualBoxが自動で作成するフォルダを共有フォルダとして使用する場合はこれで終了です。

共有フォルダのマウントポイントを自分で指定する場合

※グループの設定が済んでいる事が前提です。

共有フォルダの設定で、「自動マウント 」を解除します。環境によっては、永続化するも解除する必要があるかもしれません。

自動マウントを解除したら、下記赤字部分を実行or追加します。

今回は、「/home/アカウント/ubu-vbox」というフォルダをubuntu側の共有フォルダにします。

# 最初にユーザーidとグループidを調べる。青字の部分が必要になるのでひかえておく。
$ id
uid=1000(ubuntuvb) gid=1000(ubuntuvb) 所属グループ=4(adm),20(dialout),24(cdrom),46(plugdev),105(lpadmin),119(admin),121
(nopasswdlogin),122(sambashare),1000(ubuntuvb)


# rc.localを編集して、起動時に自動マウントさせる。
$ sudo vi /etc/rc.local


#!/bin/sh -e
#
# rc.local
#
# This script is executed at the end of each multiuser runlevel.
# Make sure that the script will "exit 0" on success or any other
# value on error.
#
# In order to enable or disable this script just change the execution
# bits.
#
# By default this script does nothing.
mount -t vboxsf -o uid=1000,gid=1000,dmode=0755,fmode=0755 mac-vbox /home/ubuntu/ubu-vbox

exit 0


# rc.localの「exit 0」より上に、上記赤字部分を記入する。

# uid値と、gid値は、調べた青字の数値を入れる。

#「mac-vbox」はMac側で作成したフォルダ名を入力。 

#「ubu-vbox」はubuntuに側に作成した共有用のフォルダ。

再起動し、書き込み可能な状態で自動マウントされるか確認します。

ちなみに下記コマンドでもマウントできますが、パーミッションの関係でファイルの書き込みが出来ません。

mount -t vboxsf mac-vbox /home/ubuntu/ubu-vbox

参考Link:
青空へのなぐり書き » VirtualBox
[virtualbox] 共有フォルダを使う | Risin'

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