Macとかの雑記帳

VMwareFusion 仮想メモリをOFFにする

VMware Fusion : 知っておきたい設定のまとめ。」という記事中で、仮想メモリの「.vmem」を使用しない様にする設定方を書いたのですが、この設定方が間違っているかもしれないので訂正です。

VMware Fusion 3.1.2、iMac mid2007(メモリ4G):OSX 10.6.7で確認。

仮想メモリを使用しない様にする

以前の記事では、「.vmx」ファイルに下記を付け加えることで、仮想メモリの「.vmem」ファイルを使用しない様にするという内容でした。

mainMem.useNamedFile = "FALSE"

VMware Player等では有効なようですが、VMware Fusionではこの設定をしても「.vmem」ファイルが作成されてしまいます。

VMware Fusionでvmemファイル作成を無効にする

VMware Fusionでvmemファイルを作成しない様にするには「.vmx」ファイルに下記を付け加えることで可能になります。

mainmem.backing = "unnamed"

これで仮想メモリのvmemファイルが作成されなくなりますが副作用があります。

vmemファイルを無効にすると…

vmemファイルは、仮想OS起動中やサスペンド時に仮想OSの状態を記録している一種のバックアップファイルのようなもので、レジューム時に使用されます。

その上、仮想OS起動中にデータを書き込むことでサスペンドを高速化しているようです。

しかし、環境によっては「起動中のデータ作成」という動作がパフォーマンス低下の原因になる事があり、そのような症状が発生した際にvmem作成を無効にすることで改善される場合があるといったものです。

ですのでvmemを作成しない様にすると、サスペンド時に一気にデータを書き込むようになり、サスペンドが遅くなります。

vmem作成を無効にすると速くなるのか?

前回の記事でvmemファイルや、スナップショットの保存先を変更する方法を試している時に気づいたのですが、サスペンド、レジューム以外では、vmemファイルに対するアクセスは殆どありませんでした。

VMware Player等ではvmemファイルに対するアクセスが頻繁にあるらしいので、環境によってかなりの効果があるようですがVMware Fusionでも効果があるのかどうかは疑問です。

仮想OSの使用状況やスペックによって結果が変わってくる思うので、仮想メモリの有効と無効、両方を試して様子をみた方が良いかもしれません。

参考リンク:
VMware Communities: workstation 7 (linux) and mainMem.useNamedFile = "FALSE"
sanbarrow.com

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