Macとかの雑記帳

ubuntu mt-daapd firefly

今回はiTunesサーバーを構築します。これまでの作業と同様にGUI操作のみで、コマンドは使用しません。

これまでにやったことは以下の2つ。

で、今回はiTunesサーバーを構築します。これに関してはやり方が2通りあります。

  1. Rhythmboxを使う方法。
  2. Firefly(mt-daapd)を使う方法。

RhythmboxとはMacでいうiTunesみたいなので、ubuntu標準装備のミュージックプレイヤです。iTunes同様に楽曲共有機能が実装されているので、それを使えば簡単にLAN内で音楽を共有することができます。

Fireflyとは、元々mt-daapdと言う名称だったものでiTunesサーバーソフトとして有名です。こちらはRhythmboxと違い、設定等はブラウザから操作します。

Rhythmboxを使う方法

上部パネルから「アプリケーションサウンドとビデオ」と進み、Rhythmboxを起動します。

ubuntu mt-daapd firefly

Rhythmboxが起動したら「編集」タブより「プラグイン」をクリックします。

ubuntu mt-daapd firefly

クリックするとプラグインの設定ウィンドウが開くので、そこから「DAAPD 楽曲共有」を選び、開いた小ウィンドウで下の様にチェックを入れます。

ubuntu mt-daapd firefly

サーバーでの設定が済んだら、Mac(もしくはWindows)のiTunes左ペイン内の、共有以下に"サーバーのホスト名"musicsという項目が表示されるので、そこからサーバー上の音楽を再生します。

ubuntu mt-daapd firefly

Rhythmboxを使う場合はこれで終了です。OSとアプリが違うというだけで、iTunesのライブラリ共有と一緒です。

Firefly(mt-daapd)を使う方法

注意:あまり居ないと思いますが、iTunesのバージョンが 10.0.0 だと楽曲を再生できません。たぶんiTunesのバグです。それ以外のバージョンなら基本大丈夫です。

上部パネルから「システムシステム管理Synaptic パッケージマネージャ」と進みます。

ubuntu mt-daapd firefly

Synaptic パッケージマネージャが開いたら「mt-daapd」を検索し、インストールします。

ubuntu mt-daapd firefly

インストール後、リモートデスクトップの設定する時に使用したgufw使い、下の様に3689番ポートを解放します。

ubuntu mt-daapd firefly

これ以降の設定はブラウザから行います。

ブラウザを起動し、アドレスバーに下記のようなアドレスを入力します。

http:// サーバーのアドレス:3689
ubuntu mt-daapd firefly

アドレスを入力して接続すると、下の様なダイアログが表示されるので、以下2つを入力します。

  • ユーザー名にadmin
  • パスワードにmt-daapd
ubuntu mt-daapd firefly

ログインに成功すると管理画面が表示されるので、左ペインから「configration」を選び、各設定を変更していきます。

ubuntu mt-daapd firefly

パスワードは2つ設定する項目があります。

  • Admin passwordは管理画面に入る際のパスワードで、デフォルトではmt-daapdになっています。
  • Music PasswordはiTunes等で接続する際にパスワードを使用したい場合に設定します。

デフォルトで構わないのであれば、パスワードの設定は必要は無いです。パスワード設定の下にあるMusic Folderでサーバー上にある共有したい音楽が入っているフォルダを指定します。

設定を終えたら下のSaveをクリックして設定を反映させます。

次に最初のページに戻りStart Full Scanをクリックして、Fireflyに音楽ファイルを認識させます。

ubuntu mt-daapd firefly

iTunesを起動するとRhythmboxの時と同様に、共有以下にFireflyという項目が表示されるので、そこからサーバー上の音楽を再生します。

ubuntu mt-daapd firefly

Fireflyに関しては過去に何度か取り上げているのでそちらもあわせて読まれると何かの参考になるかもしれません。コマンド操作に抵抗がない人はどうぞ。

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