前回は「IPアドレスの固定とリモートデスクトップ」を設定し、Macから遠隔操作で管理できる状態にしました。今回はSambaでMacとubuntu間でファイルを共有できるようにしていきます。
※前回のIPアドレス固定を済ましていることが前提です。
ubuntuでの操作
前回同様に、必要なアプリをインストールします。
必要なアプリをインストール
上部パネルの「アプリケーション」から「Ubuntuソフトウェアセンター」を起動します。

起動したら右上の検索窓から必要なアプリを検索し、ダウンロードします。

[Samba] Sambaの設定をGUIで編集するのに使います。

[natutilus-gksu] 設定ファイルをgedit(ubuntu版テキストエディタ)で編集できるようにします。

インストールが済んだら、Sambaの設定をします。
Sambaの設定
Macから接続する場合はSambaの設定ファイルのsmb.confに設定を追加します。これをしないと、ファイルの書き込みが出来なくなります。(Sambaのバグらしいです。)
smb.confを編集
上部パネルから「場所」「コンピューター」と進みます。

「コンピューター」を開いたら、「ファイルシステム」「etc」「samba」と進むと、smb.confがあるので、そのファイルを右クリックから「管理者として開く」で開きます。

ファイルを開いたら、[global]セクション以下に、「unix extensions = no」と書き加えて、上書き保存します。

smb.confの設定が終わったら、Sambaで共有するディレクトリの設定をします。
ファイル共有の設定
上部パネルから「システム」「システム管理」「Samba」と進みます。

ここでパスワードの入力を求めてくるので、入力して先に進みます。
Sambaの設定ウィンドウが開いたら、「プレファレンス」タブを選び、「Sambaのユーザー…」と進みます。

ユーザー設定ウィンドウが開くので、現在ログインしているアカウントを選び、ユーザーの編集をクリックします。

ユーザーの編集をクリックすると、ユーザー作成ウィンドウが開くので、「Windowsユーザー名」のところにサーバーに接続するPCのアカウント名を入れます。
私の場合は、Macのアカウントになります。「Sambaのパスワード」に任意のパスワードを入れます。

ユーザー設定が終わったら、共有したいフォルダの設定をします。
左上の + をクリックし、新規共有設定を追加します。開いたウィンドウの「基本」タブを選び、「ディレクトリ」欄の横にある「閲覧」ボタンをクリックし、共有するフォルダを選びます。
その際、下の様に「書き込み可能」と「可視」にチェックを入れます。
共有するフォルダの設定の次は、アクセスを許可するユーザーを設定します。 先ほどWindowsユーザー名を設定したubuntuのアカウントにチェックを入れ、右下のOKをクリックします。
これでサーバーのフォルダにアクセスできる様になります。
Macでの操作
Finderのメニューバーから「移動」「サーバへ接続…」と進みます。

開いたウィンドウに、下の様なアドレスを入力します。

下の様なウィンドウが開くので、「登録ユーザ」をチェックし、Macのアカウント名と、サーバーで設定したパスワードを入力し、右下の接続ボタンをクリックします。
この時「このパスワードをキーチェーンに保存」にチェックをしておくと、次回から下のウィンドウが表示されずにファイル共有にアクセスできます。

無事接続されれば、サーバー側で設定したフォルダがMacにマウントされ、ファイルを共有することができるようになります。

マウントしたボリュームのエイリアスを作成しておくと、次回からエイリアスをクリックするだけでサーバーに接続できるようになります。
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